猫の飼い方・育て方~CAT’S WORLD~

猫の耳「特徴、耳掃除の仕方、耳のトラブル」


「耳」 高性能アンテナ ヌッくん ミストフェリーズ

ネコは人間の三倍以上も、高い音を聞くことができます。 これは、獲物となる小動物がだす、高音域の音に反応するためで、床下を歩くコオロギの足音も聞き分けるほどだと言われています。
さらに、左右の耳を別々に動かすことで、音のでる方向や距離を、かなり正確に特定することができるようです。これらの能力は、ネコたちが抜群の平衡感覚を発揮するときや待ち伏せ型の狩をするときに役立っています。 
ただ、目が青く、毛の白いネコの中には、遺伝的に聴覚障害を持って生まれてくるケースがあるようです。

健康チェック
健康なネコの耳は、きれいで臭いもしません。
黒いアカがついていたり、しきりに耳をかくようであれば耳ダニの心配があります。



耳のお手入れ


チロル たまに耳掃除をしましょう!!
ネコの耳は、基本的にあまり汚れません。耳アカも自然に外に出てしまうので、 頻繁に耳掃除をする必要はありません。飼い主は、外に出そこなった耳アカがあるときだけ耳掃除をしてあげるといいでしょう。
(※ネコの種類によっては、分泌物が多くて汚れやすいタイプもいます)

ニョッキ 耳掃除の仕方
耳の汚れが目立った時だけ掃除をします。
綿棒や脱脂綿を、ぬるま湯やベビーオイルなどで湿らせたものを用意し、耳をしっかりと押さえ、目に見える範囲だけを掃除しましょう。
このとき注意すべきことは、耳の奥まで綿棒や指を突っ込まないことと、あまり綺麗にしすぎないことです。 なぜかというと、ネコの外耳部分に自然と出てきた脂肪には、ゴミやばい菌の侵入を防ぐ抗菌作用があるからです。 ネコの耳掃除は、あまりやりすぎても、 病気にかかりやすくなったりしますので、た~まに掃除する程度で十分です。

注意!!~耳のトラブル


ネコの耳に何らかのトラブルが起きているときのサインは、耳の見える範囲が黒く汚れていたり、必要以上に頭を振るなどの行動があげられます。ネコは耳の病気が多い動物なので、異常を感じたら、すぐに動物病院で診てもらうようにしましょう。

小太郎 耳疥癬(じかいせん)
耳ダニが原因の皮膚病です。必ずしも耳だけに症状が出るわけでは無く、頭、頸部、おなか、足の先などにも被害がおよびます。耳の中に症状が出た場合は、ネコは耳をかいたり、激しく頭を振ったりします。黒い耳アカがトラブルのサインなので、見落とさないようにして、発見した場合は、すぐに獣医さんの診断を受けましょう。

ミケ 外耳炎・中耳炎
外耳炎は、カビや細菌、耳ダニの寄生など、様々なことが原因で起こる病気です。
外耳炎がひどくなると、鼓膜が破れたり、水の膿がたまった袋ができて中耳炎になります。

ネコの耳の病気の原因は、ケガ、細菌、カビ、寄生虫などさまざまです。
なんといっても早期発見・早期治療が基本ですので、トラブルのサインを見逃さないように気をつけましょう。



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