猫の飼い方・育て方~CAT’S WORLD~

猫の飼い方・育て方~猫の食事・栄養管理~

 ごはんの時間と回数  タバサ
ごはんの量や回数はネコと相談して決めましょう。でも一応、規則正しくが基本です。 食事は、朝と夕の二回が基本です。ただ、ネコたちは、少しだけ食べて遊びに行き、お腹が空いたら戻って来て、また食べるというのを繰り返すのが好きなようです。飼い主に、時間的な余裕があるのなら、少量を何回かに分けて出してあげるといいでしょう。また、夜行性の動物であるネコは、ホルモンの関係で、夕方以降のほうが食欲が増します。夜中でも、食事が出来るようにしておくと、ネコは喜びますが、あまり食べさせすぎると肥満の原因になるので注意してください。

 こんな便利グッズもあります   

一人暮らしで仕事が忙しく、帰りが遅くなったり朝早くに出かけなければならないなど、ネコが食べたい時間にごはんをあげられないと言う方のために、 自動給餌器 という便利グッズが、複数のメーカーから発売されています。これらの商品は、留守中もネコが安心してエサを食べるられる、ドライタイプのキャットフード専用の自動給餌器で、タイマーでセットした時間になると、設定した量のごはんがトレイに出てきます。給餌前に流れるメッセージに、あなたの声を録音することができるタイプもあります。
まぁ実際は、あまり留守番が長すぎるのは、ネコにとって良い環境とは言えません。出来れば飼い主が直接ごはんを出してあげることが望ましいと思いますが、そうもいかない場合には、こういったグッズを利用する事で、少しでもネコに負担がかからないようにしてあげましょう。




キャットフードのすすめ


  キャットフードは万能健康食です!!  ミストフェリーズ 玉緒

健康を維持するためには、正しい食生活が肝心です。 あなたのネコに、いつまでも健康でいてもらいたいのであれば、バランスの取れた総合栄養食であるキャットフードを与えましょう。キャットフードには、ドライ、半生、缶詰の三種類があり、多くのメーカーから様々な種類の商品が発売されています。最近では、ネコの成長段階に合わせて、きめ細かい配慮がなされた商品などもあり、ネコの健康を維持していく上で欠かせない存在になっています。

中には、キャットフードは味気ないから、手作りの食事をあげたいと言う飼い主さんもおられるかもしれませんが、手作りの食事は専門的な知識がないと、栄養素が偏ったり、カロリーバランスが崩れたりするので、あまりおすすめできません。また、人間の食事の余り(ネコまんまの様なのも)をあげるのは、塩分過剰や、ネギ類などネコにとって毒となる食材が混入する恐れがあるので、絶対に止めましょう。

  良質なキャットフードを選びましょう  

最初に申し上げた通り、キャットフードはネコの健康を考えた場合、間違いなくオススメの食品なのですが、残念ながら、中には質の悪いキャットフードを販売しているメーカーもあるようです。そして困ったことに、私たち一般の飼い主には、商品の良し悪しは、ほとんどの場合見分けがつきません。せいぜい出来ることと言えば、あまりにも安い商品は避けるとか、パッケージをよく見て、大手メーカーの有名な商品を選ぶといったことくらいだと思います。

では、どうすれば良いのか・・・・・・結論から言いますと、「かかりつけの獣医さんにアドバイスをしてもらう」というのが答えになります。獣医さんであれば、ネコの年齢や体重、体質など現在の健康状態を考慮して、信頼のおける最適なキャットフードを選んでくれるでしょう。また、獣医さんの所には、動物病院でしか手に入らない良質な療法食もあり、それを薦められるかもしれません。ただ、療法食は多少割高なのと、どうやら美味しくないらしい(我が家のネコは、まったく食べようとしなかった)ので、そんなときは、市販のキャットフードの中から、あなたのネコに合った良質な商品を教えていただきましょう。
いちいち動物病院に行くのは面倒くさいと思われるかもしれませんが、最初の健康診断のときにでも、食事について一度は相談されることをおすすめします。

 ネットでキャットフードを探す!!   タバサ


その他に必要なもの


   
平らで大きめの食器に、新鮮な水を用意してあげましょう。ネコの体は、あまり水分を失わないように出来ているため、少しくらい水が不足しても健康に影響はありません。しかし、動物である以上、当たり前のことですが水分は必要です。特に、ドライフードを食べているネコは意外と水を飲みますので、新鮮な水の用意を忘れないようにしてください。


猫の草   
ネコはグルーミングのときに、どうしても毛を飲み込んでしまいます。通常、飲み込んだ毛はウンチと一緒に排泄してしまうのですが、たまに胃の中に留まって毛玉になってしまうことがあります。こんなときネコは、先のとがった草を食べて胃を刺激し、毛玉もろとも吐き出そうとします。自由に外出できるネコは、勝手に庭先の草を食べますが、室内飼いの場合はそうも行きませんので、草を用意してあげましょう。ペットショップやホームセンターで 「ネコの草」として売られています。




猫にとって危険な食品


人間にとっては普通の食材でも、ネコにとっては毒となる食べ物がありますので、基本的にキャットフード以外のものは与えないようにしましょう。私のかかりつけの獣医さんによれば、いわゆるネコのオヤツのような商品も、必ずしも信頼性が高くないので与えないほうがいいそうです。

   猫に食べさせてはいけないもの   

味の濃い食べ物
塩分の過剰摂取は腎臓の負担になります。
人間の食べ物は、味が濃いので絶対にあげないようにしましょう。

ネギ類(ネギ、タマネギ、ニラ、ニンニク)
赤血球が破壊され、貧血をおこす危険があります。

貝類(あわびなどの藻を食べて育つ貝類)
これらを食べると、体内で代謝され毒物が発生し皮膚病をおこす原因になります。


特に鳥の骨は縦に裂けやすく、破片がのどに突き刺さる危険があります。

光りものの魚
あじやいわしなどの脂っぽい背の青い魚ばかりを与えると、ビタミンEが欠乏し、
イエローファットという病気になる危険があります。

チョコレート(カフェィン)
カフェインの成分の中には、下痢や嘔吐、神経症状を引き起こすものがあります。
コーヒーや緑茶なども避けましょう。また、単純に甘い物は、肥満の原因です。

ドッグフード
ネコが必要とする栄養素が満たされないため、病気になる可能性があります。

薬品類(除草剤 ・農薬・各種洗剤・アスピリン系のかぜ薬など)
人間にとって毒物となる種類の薬品はもちろんですが、かぜ薬や解熱剤のような、お薬であっても、ネコにとっては毒となる場合があります。ネコが病気だからといって、勝手な判断で、人間の薬を飲ませるのは絶対に止めましょう。また、洗剤や漂白剤が、お風呂場などでネコの体に付着してしまうことがあります。ネコはそういったものも、グルーミングのときに、自分できれいに舐めとってしまい、中毒を起こす危険がありますので注意しましょう。

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